かつてない艇速を生み出した経験

先週、このブログに投稿して以降、寒暖差の影響もあってか体調を崩してしまいました。

週の半ばでは仕事も早退し、想定外の休みを入れることになりましたが、約5日間はこの風邪症状を引きずり、日曜日の朝、起床したときにようやくか!?というくらい久々に健康な普段の状態を感じホッとしたところです。

喘息を患って以来、風邪をひく度にやたらと長引き、その他、今まさに悩まされている疾患も影響してか、こうした乾燥時期や季節の変わり目は本当に厄介なのです。

そしてこんな体質にもおさらばしようと来春は人生初の手術をすることも決断しました。その間、部活もやむなく離れることになりますが、そこはお許しください。

さて、そんなわけでこの日、目が覚めてホッとした理由はと言うと、実は普段の練習参加以外にいくつか予定があったからでもあるのです。

コースは相も変わらず閉鎖の憂き目にあい、エルゴ練習となったわけですが、朝ゆっくりで、且つ、室内であることは病み上がりの身にはそれが有難くもありました。

午前中、練習以外に予定していたことの一つは来季に向けた公式ユニフォーム製作の打ち合わせ、そしてもう一つは当部を支援したいという申し出をいただいた方とお会いし、今後に向けての初顔合わせをすることでした。

どちらも更なる部の進化、発展に向けて楽しみな取り組みになりそうですが、今日の主題ではありませんので、具体的なことが決まり次第にこちらは報告させていただきます。

また、午後からは予定というより、この日の練習に合わせて久しぶりに結城さんが参加してくれることになっていたのです。今回の上京理由は別にあったようですが、やはりこうしてたまに顔を出してくれるのは部にとっても良い影響をもたらせてくれています。

おそらく部員らも少し距離を感じる私なんかより、よっぽど近づきやすく、相談しやすい存在であるのは明らかで、それはまさに結城さんの人柄そのものなんでしょう。

到着してやいなや久々をまったく感じさせない部員との溶け込み方にもそれがはっきりと滲み出ていました。

今年一番の収穫というか、大きな成果はこの人をコーチとして招聘したことだとハッキリ言えるわけです。

そしてこの日は久々に鏑木も参加をしてくれていました。これもきっと結城さん効果なのでしょうけど、こうして漕ぎ手が多かったことから乗艇練習ではダブルとクォドを出すことができました。

前日の午後の練習時には5人の漕手で誰が何に乗るか、そこが決め切れずにいたのは少し今の方針の曖昧さがあったと私自身も反省をしたところでした。

よってこの日は偶数メンバーで上手く目的あるクルー編成を組むこともできましたし、今後もこうしたクルー編成での目的を明確にしておかねばせっかくの乗艇機会ももったいないですからね。

というわけで、この日のクルーは飯尾、吉澤クルー、上野、鏑木クルー、そして鈴木、淡路には未来有望な全国経験のある学生を助っ人に迎え、クォドに一緒に乗ってもらうことになりました。

そんなこのクルー編成で行ったこの日の練習、とても大きな発見があったのです。

我々は現在、経験者のいない言わば競技経験の浅い部員らで構成されています。鏑木が抜けて以降の練習ではやはりそれが顕著に表れており、誰がどのクルーに乗ってもやはり水上での不安定さが多く目につきました。

これは決して今を悲観することものではなく、ただただ、今の実力レベルであると思いながらも、この日、組んだクルーはいずれも経験豊富な相手が乗ることで、普段より安定して漕げるということがはっきりと見て取れたのです。

特に顕著だったのがクォドに乗った鈴木、淡路です。普段から細かな点を注意しながら本人らもそれをどう改善するか悶々としているのが常でした。

それでも経験者に引っ張られ、漕ぎ始めた瞬間に本人たちが明らかな違いを感じるくらいの安定感と普段にはない艇速を生む乗艇に見ているこちらも正直ど肝を抜かれました。

一言で言うなら二人はこんなに漕げるんだ?というもので、陸から並走する結城さんとあまりに進む艇と彼らの漕ぎに見入ってしまったのは言うまでもありません。

そう、発見というのは自身らだけでは解決できない日々のモヤモヤが、こうして安定した漕手、高い技術を持つ漕手に引っ張られると持っているパフォーマンスを遺憾無く発揮できるということなのです。

それはつまり、鈴木、淡路の二人も彼らと同様の力と技術を少なからず持っているということを確信した瞬間でもあったのです。大袈裟ではなく、このレベルのクォドを組み練習を積み重ねれば間違いなく全日本級の大会でも通用することを確信するくらいに・・・。

では普段の漕ぎ、課題とは一体なんなんだろう、こうした疑問がつきまとうわけです。

そしてそれは上野、鏑木クルーを見ていてもはっきりとするくらい、普段の上野より漕ぎやすそうに気持ちよく漕いでいる姿を見ると、やはりそこは鏑木の4年間で培ってきた技術によるものなのだと気付かされたのもありました。

当部が勝つためには・・・と考えるとその秘密がここに隠されているのでは?といううほどの発見であり、選手たちを早い段階で成長させるにも、こうしたクルー編成を組める組織構成にすることが何より効率的なのだと改めて知ることになったのです。

おそらくこうしたことは当部以外では実はごくごく当たり前に行われているのかもしれません。

ただ、もし一般生を中心に成す部であればこうした編成一つで大きく変えるきっかけを作れるのだというのは、こうして実践してみて初めて気付かされるのかもしれません。

もちろんそれは編成する場合の人数比率も影響し、漕げるレベルやその段階にも左右されるもので、タイミングもきっと重要になるのでしょう。

逆に言えば今の鈴木、淡路はそれだけのレベルにあることがわかったのも一つの収穫であり、あとはこの二人がこの日、一緒に乗ってくれた選手らのように上級者になることも当然これからは求められるのです。

そこが今の部で解決すべき喫緊の課題なんでしょう。

それは決して、体の使い方がどうだ、ハンドルテクニックがどうだ、と普段から指摘するミクロな視点ではなく、もっとシンプルにスピード追求のように考えるべきものなんだと結城さんとある意味納得し合ったこの日の練習でもあったのです。

と、ここまで書いていて、多分何を言いたいのか、うまく伝え切れている自信がありません笑

それでもこれは僕たちにとって大きな発見になったわけで、チーム作りを考えたときに私がすべきこともこれである意味はっきりとしたわけです。

まぁこうした気づきは陸から見ていた我々の感想でもあったのですが、実際に練習を終えて上がってきたクォドクルーも皆同様の反応でやばいやばい!という言葉の表現がすべてを物語っており、当の本人らは我々以上に感じていたのかもしれません。

(幸いにも一緒に乗ってくれた学生らもスピード感、艇速を感じてくれていたようですので、決して錯覚でもなかったようですし)

こうした体験ができたことでこの日は久々に良い練習だと実感したことでしょう。それはきっと上野然り、飯尾然りでしょう。

今後、今のメンバーでどのように練習に取り組むか、それをしっかり主要メンバーでも話し合っていくつもりです。

今年の練習も残すところ後わずか。貴重なシーズンオフと言えど、気づけば時間ばかり過ぎていくわけですから今のうちに一つでも多くの気づきが生まれるよう、取り組んでいこうと思います。

何はともあれ、この日はただただ参加してくれただけでなく、こうした機会を演出してくれた結城さんへの感謝に尽きるばかりの一日でした。遠路はるばるありがとうございました。そして、来年はさらに期待しております笑

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