敢えてその道を選ぶということ

梅雨入りしたと思えば、案外晴れる日が続くことも多く、最近では秋の方がよっぽど雨が降るのではないかと思えるくらいです。

とは言いながらもまた今日、明日と天気は崩れ、今週末は現時点では晴れ予報。毎日のように天気予報を眺めますが、日に日に変わる予報が梅雨なんだということを物語っているのかもしれませんが。

その今週末、戸田のボートコースでは全日本社会人選手権が行われる予定です。

この大会の位置づけが少しモヤっとするくらい盛り上がりに欠けるのも正直なところ。2年前には40歳以上の部で出場を果たしたものの、毎年出る気になるかと言うとそうではありません。

そもそも喘息を患って以来、諦めていた激しい運動を克服すべく自分の体に鞭を打ってトライしたことがきっかけでした。おかげさまでそれなりに克服もしたつもりですし、ボートという競技は心身ともに鍛えるにはいいスポーツだなと自負しています。

思い起こせば学生時代も色々な悩み、不安からくる病に悩まされることが多かったです。(そう、意外と繊細な一面があるのです)

今考えてみても当時は自分だけにおかれた境遇と勝手に自ら塞ぎ込み、悲観して、閉ざすことを選択しようとしました。それでもこれにどう立ち向かうか、動き出さなければ何も解決せず、はじまっていかないのだと身近にあるボートを通じて、日々の取り組みや意識を変える方法を選択しました。

向き合うことから逃げるのは簡単ですが、要するにそれをどう克服していくかを自分に課し、ボートを通じて立ち向かっていったからこその今があるのだと改めて実感もしています。自分にとってはたまたまそれがボートという競技でした。

例えばスタートデッキに付け、5分前の合図からスタート発艇が近づき、もう逃げられないと感じるあの状況。気持ちで負けて攻めないことを選ぶこともできますが、勝つために攻めるという気持ちを持てること。それはきっと日頃の積み重ねがあるからできることなのだとも思っています。

努力をしていなかった、いや、してはいたものの、それが自信につながっていなかった自分にはまだまだ足りていなかったのだと思います。ですが、意識を変えてから同じようにそこに立った瞬間の気持ちは見えている世界が違ってもいました。

だから普段から苦しいこと、辛いことに向き合い、それが自信に変わるからこそ、ほんの少しの勇気があれば、それがきっと自分を奮い立たせてくれるのかもしれません。

もちろんそれはボート競技に関わらず、スポーツ、また自らが頑張って為し得たことは後の財産になるので、日々の自分に向き合うことを忘れないでほしい、部員たちには、そういつも心の中でエールを送ってもいるのです。これは私のちょっとした成功体験のお話です。

それはさておき。

先週末、コース閉鎖もあって当初は午前メニューはエルゴという話もありましたが、8時までの閉鎖であれば最低1時間は乗れるので、その上でエルゴをしては?という提案に皆も応えてくれました。

今はできるだけ多くの距離、多くの本数を漕ぎこむことが必要です。今までの当たり前を更に一歩踏み込んで、より出来る方法を考え、敢えて苦しいこと、敢えて厳しいことを自らが選択していけるように促しています。

そういう積み重ねこそ、これからの自分たちの糧になっていくのだと信じて。

おかげさまで男子漕手は2名の新入部員を迎え、日曜日も上級生らとエルゴを行いました。その前には乗艇をしていて、自分らと同じようにエルゴメニューを淡々と行う先輩たちの姿勢はきっと彼らにも伝わり、刺激ともなることでしょう。

また日曜の午後は閉鎖明けということもあり、コースも比較的落ち着いており、1年生コンビは二人でのダブルスカルを開始しました。さすがに何かあってはと思い、私もシングルスカルで並走をしながら指導に励みました。

練習後には二人だけで乗れるようになったのは、自分たちでも思ってもみないステップアップとコメントもありましたが、せっかく二人同時期の入部なので、互いに試行錯誤しながら覚えていくのも悪くありません。

もちろん二人で一緒に漕ぐというのはまだまだ先になりそうですが、今年は新人戦日程も早いことからしっかりと彼らにも目標をもってもらい、自立を促していければと思います。

また新たな女子TAも入部後、早速ビデオ撮影含めサポートをしてくれています。新たな風が入ってくれたことで、今まで以上の取り組み、行動が変わるきっかけになってくれるといいですね。

今週末にはそんな彼ら、彼女らの入部を祝して、小宴を予定しています。結城コーチも今週末は戸田に来られますので、全日本サポートの労いも兼ねて行えればと思っています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました