気付きと変化を生む春に

春の訪れが近づいてきているのか、昨日は2月とは思えないような暖かさでしたね。

ボート部も春練を開始して10日が過ぎました。この春練で指定したメニューをこなし、1週間1クールを終えた部員からも「疲労がやばい」などといった声が聞こえてきています。

心身共に充実した春になればと願いつつも、まだまだ先が長いこともあって、気持ちが折れそうになるのかもしれません。

週末のボートコースは三連休ということもあってか、地方からの高校生が合宿に来ていたり、また本日開催されるSBSとやらの関係でそれなりの賑わいを見せていました。

また昨日からは結城コーチも仕事の関係で上京しており、昨日、今日と練習に立ち寄ってくれています。

昨夕は以前から気になっていたというフィジカルトレーニングにも顔を出してくれ、そのせいもあってか部員らのトレーニング姿にも普段より追い込む姿勢が感じられました。

こうした長い期間の練習ではマンネリ傾向も出てくるため『見られている意識』というのも実は大事なことです。

人間は楽をする(したがる)生き物だと思っているので、ついつい自分を甘やかしてしまいがちです。

一人ではできないことも周囲の力があれば成し遂げられることも大きいので、試合だけに関わらず、もしお時間ある方は普段の練習なんかも覗いてみてほしいと思います。

この日はトレーニングを終えた後、一部の部員らも誘って結城さんと共に食事をし、つかの間のひと時を過ごしました。

その帰り道、結城さんからはトレーニングを見ての感想として、体の使い方という視点で意見をもらいました。

トレーニング中でもいかにボートをイメージして結び付けているか、そう見るとやはり監督が一番それに近かったということです。(決してそれを自慢しているわけではありません笑)

私自身もトレーニングに参加しているのは自身の体力強化というより、これらのメニューや体の使い方、鍛える部位を自ら確認して、その効果を図ることを目的としています。

とは言え、厳しいメニューであるため、やり遂げようと無我夢中でそれすら忘れていることもしばしばですが・・・。

それでもやはり体の使い方というのは考える価値があるものだと常々感じます。

このフィジカルトレーニングについてはボート競技に適した動きから必要なメニューを考案いただき、5週ローテで別メニューに変えていくことを基本としています。

上半身、体幹、下半身と特にこれらが連動した動きをイメージさせるものが多く、いずれもボートの漕ぎ、体の使い方にも直結するものなので、この意識を自分でも持つ必要があります。

また自重の負荷だけでなく、高さ調節や重りで強度を変えることもできるので、狙った部位だけでは当然支えきれずに別の部位の力を使うことも効果的に行えるため、強度を追及するといったフィジカル面をより鍛えることもできるのです。

ですから、この結城さんの傍目から見た感想によって、今のトレーニングについて部員らの意識はどちらかと言うと後者である重いものをより動かすことにばかりに重きを置いている、それを再認識したのです。

こうした点でもやはり外からの視点というのは新たな気付きを得られるわけですから、長い春練ではメニューをクリアして、目標達成を目指すことも大事ながら、気付きを与える機会も必要なんだと感じました。

また今月25日には戸田でロングレースが開催されるため、部として初めてのエントリーを行いました。

開催時期の関係もあってこれまであまり縁のなかったレースですが、今年は練習の一環で参加することを決めました。

横に並べて競い合う通常のレースとは違うものですが、この時期に他者と競い合うことも大いに刺激になることでしょう。

ただただ過ぎていく8週間ではなく、より質の高い練習期間となるためにも、様々な気付きや変化を加えながら過ごしていければいいですね。

そして大学も先週、無事に入試を終えました。今年はどんな新入生が集まってくるのか、大いなる期待を胸に春の訪れ、そして新たな出会いを待ちたいと思います。

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