期待を一身に背負う今こそ

一週間ほど更新をサボってしまいました。

これは私自身の気持ちの問題で、、、今思っていることや考えていることをうまく整理できず、珍しく気持ちも下がっていた時期かもしれません。

突然ですが、皆さんは自分以外の人たちに期待していますか。

私はどちらかと言うと期待をしているほうです。

ですから期待すればするほど、その期待を裏切られると残念に思うことや憤りを感じることもあります。

でも自分が一つ大人になったなと思うことは、相手に対して感情でぶつけなくなったことでしょうか笑

それくらいに若い頃は、納得がいかないことや、他者に対して厳しい面がありました。

その感情をぶつけても、相手にはまったく響くこともなく、ただ威圧しただけでは、謝るか避けるくらいの方法しかとれなくさせていたのでは?と今は反省もしています。

つい最近も期待しているがゆえに、残念に思うことが、仕事やプライベートでもいくつかありました。

多くは語りませんが、相手からは謝罪、お詫び、反省の声が聞こえてきますが、期待しているからこそ、次からの行動で変えてほしい、今はそう思っています。

 

私たちのボート部は本当に多くの方に支えられて活動をしています。

直近のブログでも寄付のことについて触れましたが、12月にボート部としてOB,OGの方々に寄付依頼をしたところ、今日現在で約50万円ほどの寄付がありました。

これは今の彼ら、彼女らへの期待の表れでもあり、心の底から応援してくれている皆さんの思いが、この寄付に表れています。寄付してくれることが当たり前では決してないのです。

そして、もちろん寄付がない人はその思いがないのかと言えば、そうではありません。

先日、私が送り出した部員の一人から出産の報告がありました。

卒業してしまえば、たかだか一OBでしかない、監督という立場かもしれませんが、一人の人間として、こうしてそれぞれの今を報告してくれることも嬉しく思っています。

他にも我々が知る以上にボート部や私の存在なんかを気にかけてくれている人も多くいるのだと思っています。

だからこそ、私たちの活動には責任があります。

それは常日頃、勝利のためにと一生懸命練習していることもそうですが、「この環境を通じて成長していくことです」。

それがこのボート部を続けていくことの意味でもあるからです。

人が成長しない環境であれば私自身もここに存在する意味をもちません。

だからこそ、ボート競技の指導の前に、一人の人間として、皆に本気で向き合い、成長させていきたい思いがあります。

そして、その成長に一番必要なものが、よくブログでも書いている『感謝の気持ち』なのです。

口にする感謝は実に簡単です。「ありがとうございます」と口にすればそれで伝えたことになります。

でもこれはどちらかというと挨拶に近いものになりかねません。

挨拶感覚であれば一度言えばそれっきりとなり、それが行動につながらないのも当然のことかもしれません。

私が求める本当の意味での『感謝の気持ち』とはその気持ちを自らの行動や姿勢で示すことです。

昨年のインカレを終えて、来年はメダルを獲ろうという目標を掲げて半年が過ぎました。

この半年間、自分は成長できたでしょうか。

思った以上に伸び悩む自身に焦りもあるでしょう。

でも迷っていても物事は解決をしません。迷ったときこそ、行動あるのみなのです。

その行動の一つに自分の気持ちを奮い立たせる原動力に感謝というものがあってほしいのです。

こうして大学生活を送らせてくれているご両親への感謝、ボート部があることへのOB,OGらへの感謝、部員らを支えてくれているスタッフ、そして、ボート部で共にする部員らへの感謝。

こんなごくごく当たり前のことが、実はものすごく特別なものだと気づいてほしいのです。

みんなの行動には多くの人が関わり、期待が込められているからこそ、皆の行動一つにも責任が伴うのです。

責任と言えば重い言葉かもしれませんが、自分を奮い立たせてくれるこうした存在こそ貴重なものなのです。

だから特別なものと私は伝えています。

社会に出れば組織や会社としての期待はあっても、それは誰の利益のためでしょうか。

それくらい自分にかかる期待というのは一個人ではなく、一社員という見方が多いです。

社員個人の成長こそ、会社の利益なのですから当然ですね。

でも、このボート部は純粋に皆を、一人ひとりを見守り、育ててくれようとしています。

だからこそそれに甘えてはいけないのです。

部員が多い。競技力が高い。ボートが強い。そんな大学はどこにでもあります。

私たちは部員数が少なくても、少ないからこそ、一人ひとりに向けられる目も、期待される思いがどこよりも多いのです。

だからこそ、今、皆はどう行動をするのかよく考えてほしいのです。

私が言うこの部での成長とは、『人々に個人として期待される大人になってほしいという願い』でもあります。

そして、それは同時に、『誰かに期待し、感謝される、そんな大人』でもあってほしいのです。

 

ちなみに話は戻りますが、私自身も日々仕事をしていて、このように他人に期待して、何かを伝えたとしても返ってくる行動はごくわずかです。

それはそもそも私の人望かもしれませんが、一人ひとりが変わらなければ組織も変わることはありませんので、とても残念です。

もちろんこんな自分に慕ってくれる仲間もいます。それは私が期待して、関わってきたからこその今だと思っています。

そういう相手は肩書や立場などに関係のなく、繋がっていられる存在でもあります。

これからも私の人生は人々に期待するものでありたいと思っています。

もちろんボート部のみんなへもそうです。

期待される人生は決して苦しいものではなく、心を豊かにしてくれるものだと私は思います。

さぁ、最終目標までまもなく半年です。

皆の期待を一身に背負い、やれるだけやったと胸を張って、感謝の気持ちを伝えられるだけの行動をこれから示していきましょう!

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