いよいよ梅雨入りかと思うくらいに週間天気予報では雨予報の割合が多く占めてきています。
梅雨と言えば日本特有のジメジメさに憂鬱になりがちですが、今年は今のところ気温も低いためか、そこまでの嫌悪感はありません。
ただ、年老いてきた自分の体には、この時期独特の低気圧や湿度の上昇、日照時間の減少などがもろに影響しているようで、自律神経のバランスが乱れ、毎日のように頭痛に悩まされています。
先日は、勤め先の特権と言わんばかりにMRIを撮影してもらいましたが、もちろん脳には異常はなく、筋緊張性の頭痛(いわゆる偏頭痛)であると言われています。
本来であれば早めの対処を心がけているのですが、最近はどうも効きめがなく、ひどいときは吐き気やめまいに変わり、シャットダウン状態になることもしばしばです。
こうした不調をこの時期に抱える人も多いことでしょうから皆さまもお気をつけください。(お悩みの方は良い病院を紹介しますのでご相談ください笑)
さて、先週末は日曜日に地域イベントがあり出勤を予定していたため、土曜日のみボートコースへ行ってまいりました。
休日の朝くらいにのんびりしたいものですが、それでも疲れた体を奮い立たせ、7時からの上級生らの練習に参加しました。
そういえば先週は木曜日にも振り替えの休みを取っていたのですが、同じく7時の練習に参加していましたし、なんだかんだ言っても元気なのかもしれません。
そんな木曜日こそ陸からのビデオ撮影や目視での練習確認にとどめましたが、土曜日は朝から飯尾とダブルスカルで乗艇練習を共にしました。
飯尾に関しては昨秋あたりからシングルスカルを乗り続けてきていたので、やはりハンドルテクニックやバランス感覚はものすごく上達していたのを感じました。
それでも陸やビデオで確認する限り、漕ぎ方が定まらずに安定しないことが現在の課題とも思っていたので、実際に乗ってみることで最大の問題点を可視化させようと試みたのです。
そして一緒に乗ることで改めて気づいた点は、漕ぎそのものが前のめりになることで艇にブレーキをかけていたことです。
秋、春の遠征合宿を通じて、母指球や体重の乗せ方にばかり意識がいってしまい、力を発揮しようとするあまり、ネガティブな力を艇に伝えていることを一緒に漕ぐ中で感じ取ったのです。
例えば垂直飛びを高く飛ぼうとすると反動をつけるために全体重を一時的につま先もしくは足全体で踏み込むようなアレです。
飯尾の今の漕ぎはこうした反動を生むことで力を発揮しようとする漕ぎ方が癖になっていたので、この点を再度理解できるように解説しました。
ボートを漕ぐときに体重を乗せることはとても重要です。
それでも間欠的にしか供給されない推進力の中で、いかにしてリカバリーフェーズにおいて速度変化を小さくするかも重要なわけですから、より大きな力を生もうとして、マイナスの力を発生させるのも得策とは言えません。
ただし、ボートを進めるうえでは、推進力ともなるポジティブフォースの増大を図ることを第一とするわけでもあるので、なんだか理解に苦しみますよね。
でもここで重要なことは、前述の通り、いかにして体重を乗せるかですから、前のめりでストレッチャーに乗る以外の方法ですればいいということなのです。
それこそまさに今もっとも意識してもらっているセットポジションなんだと思いますけどね。
そういったことを自然と身に付けられるように私がストロークに乗り、一定のリズムでリラックス状態でエントリーまで入っていく漕ぎを伝えたつもりです。
すると後半からはどんどん水中強度も増してきて、艇の伸びも感じられるようになってきたのですが、飯尾の水中プレッシャーからレートを押さえることができず、45歳の僕の体は限界を迎え、3周したところでギブアップとなったのです。。。(ちなみに今週はそのせいで下半身が筋肉痛です)
それでもあるべき姿を教えられたことは収穫でもあり、シングルで漕ぎ続けることで間違った方法が染みついてくると中々修正も難しいので、たまにはこうして乗ることが必要なのだとも感じました。
そのためにはもう少し自分自身も体力を向上させないといけないわけですから、新入部員らとエルゴ練習にも励もうと思います。
またこの日の午後は上級生らはそれぞれにシングルスカルで練習を予定していたので、その1年生ナックルへコックスに乗って指導しました。
本来、座学からスタートさせるべきとも思いましたが、すでに仮入部期間でナックルを漕いできているので、まずはその目で見て、今もっとも必要なことを教えられればという思いでもありました。
実際にナックルでのレース出場機会となる関東理工レガッタが3週間後に控えてもいるので、レースパドルやスタート練習なども交えながらこの日は楽しく乗艇を行うことができたのではないでしょうか。
そして1年生に関しては正式にこの週かられっきとしたボート部員としてスタートしたわけですから、動的ストレッチの意味、目的も理解してもらい、乗艇後にはエルゴでやんわり100m測定をやってみたり、盛りだくさんの一日でもありました。
こうなってくると毎週末フル参加して上級生にも、新入部員にも教えるべきことは山のようにありますが、体が一つしかないのも悩みのタネです。
それでも部員が増えて数年経てば部の中から自ずとこうした役割分担もできてくるでしょうから、今が頑張り時なのかもしれませんね。
少数で活動していた時期とはまた違った部の運営を強いられていますが、これをどう乗り越えるかでボート部の未来も変わってきます。
だからこそ、正しい知識とあるべき姿を私も、そして上級生らも行動で示していかねばならないのです。
この日の夜にはまた上級生らとオンラインMTGを開催しました。
その中でTAのゆうなちゃんより、事前連絡したことを守らないことのいい加減さを上級生らへ指摘してくれていました。
ごもっともだなと感心すると同時に、こうして意見してくれる存在がいることのありがたみを是非感じてほしいなとも思いました。
率先垂範とはまさに上級生こそ必要なことであり、こうした行動については常に忘れてはならないものなのです。
いよいよ新生ボート部としてスタートを切りました。ここからまだまだ多くの試練が待ち受けていることでしょう。
それでもよりよい組織作りに向けて、皆が当事者となり、より良い環境作りを心掛けていってくれたらなと願うばかりです。
さて、最後に当面のボート部関係の予定をお知らせさせていただきます。
6/15(日)国スポ神奈川県選考会in相模湖(淡路、白川)
6/28(土)関東理工系レガッタ(飯尾、1年生KF)
それ以外にも6/14(土)は青山緑水会総会のオンライン開催、また6/21(土)にはボート部保護者会のオンライン開催など、予定も目白押しとなっております。
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