答え合わせの場へ向けて

日々寒暖差が増してくる今日この頃。
季節の変わり目は、ほんの少しの油断が体調不良につながりかねませんね。

コロナやインフルエンザなどの感染症も、この時期から勢いを増してきます。
皆さまもどうか体調管理には十分お気をつけください。

さて、東日本新人戦まで残り1週間となったボート部。
レースに向けて、少しずつコンディションも上向いてきています。

先週末も空いたポジションを埋めるべく、私も2番のシートに乗って練習に参加しました。
日に日に成長していく部員たちの姿には驚かされるばかりです。
そして、平日も早朝から毎回の練習に参加してくれている元さんには、頭が下がる思いです。

コーチ就任以来、何度もコミュニケーションを重ねてきましたが、共通する思いや指導力の高さに、我々スタッフも日々学ばされています。

部員たちも同じように感じていることでしょう。
周回中に陸から具体的なアドバイスをもらえることが、これほど効果的だとは、実際に乗ってみて私も初めて実感しました。

元さんは言語化の力にも長けていて、引き出しの多さにも圧倒されます。
これまで我々が同じことを伝えていたとしても、より理解が深まる言葉や例を用いてくれるので、部員たちにとっても非常に心強い存在です。

そんな元さんを交えて、土曜日には今月の定例全体ミーティングを開催しました。
着任後の気づきや今後に向けた提案をプレゼンしてもらいましたが、どれも納得感のある内容ばかり。

なかでも冒頭の「おもしろそうだな、このチーム」という言葉には、私自身も嬉しさがこみ上げました。(きっと私だけではなかったと思います)

もちろん元さんだけに頼るのではなく、プレゼンにもあった通り、選手もTAも、そして我々スタッフも、「自らの立場で何ができるか」を考え、チームの勝利と成長に向けて動いていくことが大切です。

そう考えると、私にできることは……うーん、色々考えさせられますね。
あっ、でも部員たちと一緒に漕いで教えることはまだできます!笑

とはいえ、年齢的にも体力には限界があり、土曜日の500mインターバルではヘロヘロに。
翌日の1250mメニューはさすがに迷惑をかけると思い、UTメニュー後は飯尾にバトンタッチ。
シングルに乗り換えて菜名ちゃんと並漕しました。

己を知り、引き際をわきまえることも大切。
無理をしない姿勢も、年の功ということで(笑)

そんなこんなで、レース前最後の週末練習にはなんとか参加し、少しでも貢献できました。

ただ、以前にもお伝えした通り、私は今週末の東日本新人戦には不在となります。
今年受講を決意した『公認コーチ3』の専門科目研修が三連休に控えており、残念ながら部員たちの雄姿を現地で見ることができません。

研修中も皆の結果を楽しみにしていますので、現地に居合わせない方に向けて、迅速な情報公開を心がけていただけるとありがたいです。

また、当日は、OB・OGの方々も観戦に来られるとの情報もいくつかいただいております。
現地でお迎えできないのは心苦しいですが、ぜひ私の代わりに、今の青山学院大学ボート部の姿を見届けていただければと思います。

選手たちへ伝えたいこと

日曜日の練習後のミーティングでも伝えましたが、「割り切ること」も時には必要です。

この週末は特にバランス意識が強く出て、私自身も敏感に反応しすぎてしまい、ストレスフルな状態で満足のいく漕ぎができませんでした。

だからこそ、「割り切り」という言葉を伝えました。
レースに向けても同じです。

練習でできないことは、レースでもできません。
今の自分たちにできることは何か――その答えは、きっと自分たちの中にあるはずです。

また最近学んだ新しい考え方として、「試合(レース)は答え合わせの場」というものがあります。
つまり、試験そのものは日々の練習や準備。
その積み重ねが、レースという場で試されるのです。

答え合わせの場では、良い結果もあれば悪い結果もあるでしょう。
でも、その中から次への課題や行動が見えてくる。
だから日々の練習に緊張感をもち、克服しようと真剣に取り組むのです。

この新人戦を通じて、来季に向けた気づきをどれだけ得られるか。
それこそが試されているのです。
失敗を恐れず、ぜひチャレンジしてください。

次に会うとき、どんな変化があるのか――私も楽しみにしています。

サイトリニューアルに合わせて

そして、ボート漬けな私は月曜日にも佐藤TAとホームページリニューアルに向けた打ち合わせを行いました。

就任当初からあまり変化のなかったホームページですが、学生視点で、より透明性のあるサイトにしたいという思いを受けて、リニューアル計画を進めています。

その中で、現在のチーム理念についても、部員たちにはあまりウケが良くないという話も耳にしました。
だからというわけではありませんが、この機会に、そして来季に向けて一新したいと考えています。

とはいえ、元さんにも言われた通り、「青学らしさ」は当部の魅力でもあるため、そこへのこだわりは残したい。
そんな思いを込めて、新しい理念を形にしていく予定です。

少し時間はかかりますが、楽しみにしていてください。

最近は仕事よりも監督業に熱が入る毎日ですが、日々学び、成長している実感があるからこそ、仕事へのエネルギーにもつながっています。

週末だけの監督業とはいえ、言い訳せず、これからも自分なりの向き合い方でチームづくり、環境づくりに取り組んでまいります。

今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

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