インカレという高い目標

お待たせいたしました。
本日より当部も活動を再開しましたので、いよいよこのブログも本格的にスタートしてまいります。

さて、本日はボート界にとっての大晦日です。これが何を意味しているかお分かりでしょうか。

今ではすっかり収束が見えてきた新型コロナウイルスですが、今季もこの感染拡大の影響により、当初予定していた全日本大学選手権、そして全日本選手権の両大会が、延期となり、異例の併催としてこの時期の開催となりました。

大学ボートはインカレに始まり、インカレで終わる。これが当たり前であった私からすると季節は違えど、最終日を迎えた今日はまさに大晦日。そして明日は元旦なのです。

思い起こせば約20年前、4年時のインカレを終えて、もう1年延長して頂点を目指す!その決意を固めていた私は、ボートコースが1年で最も静かであったインカレ翌日のこの元旦に練習を開始しました。

そういう意味では今日、練習を再開したことにも大きな意味があり、先日の新人戦の結果を踏まえて、また一から出直しだと気持ち新たにスタートを切ることができました。

そしてこのインカレについてVTR等を通して見れば見るほど、この目標の高さを改めて痛感もしました。

当時はこれといった出漕資格があるわけでもなく、記念参加も可能でしたが、今は特に小艇ではエルゴ基準が用いられ、その他のクルーにもエルゴ7分以内という目安数値は示されます。

これによって全体のレベルが底上げされ、準決勝、そして最終日ともなるとそれ相応の実力が必要になることも見て取れました。

これまでの当部も同じインカレという目標を掲げてはいましたが、これが現実的ではなかったことを今ではより実感しています。

これからはチームとして、選手としても、何が必要で、そのために何をすべきか、この点を今、リアルに感じており、改めてこの目標に向かうことの難しさを再認識しましたが、同時にそのための決意と覚悟を再確認することもできました。

来年のインカレが通常通り開催されれば残り約10ヶ月。やることは山積みです。

それでも目指すだけの価値はあります。

勝つこと、結果を出すこと、目標を達成すること、それだけではなく、目指すための過程もきっとこれまでにないくらい自らを変える力を育んでいけるはずです。

私は今ようやく、監督として、本当の意味でのスタート地点に立ったのかもしれません。

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