夏の暑さだけでなく胸を熱くさせられます

暑い日が続きます。日中の気温は外に出るのも危険なレベルだと感じますが、これから夏真っ盛りとなれば熱中症リスクもますます高まってくることでしょう。

一方でコロナの流行もさることながら夏風邪も増えてきているようです。

私自身も今月に入って夏風邪を更にこじらせ、そのせいもあってか持病の喘息が悪化して半月ほど経過しました。おかげで継続していたランニングもしばらくお休みしています。

6月からはフィジカルトレーニングも枠の関係で自粛していますから最近の自分の体の弛み具合を見ると危機感すらありますが、完治すればまた少しずつ運動再開といきたいところです。

こうした思いとは裏腹に運動できないモヤモヤはストレスが溜まりますが、この機会にできることをと気持ちを切り替えていかなければいけません。

さて、世間で言う海の日の3連休が終わりました。

この連休を迎えるといよいよ夏だなと感じますが、この3日間はすべてのモーションではないものの、毎日部活にも顔を出すことができました。

初日となった土曜日は朝から成蹊大学と合同でエルゴ測定。

ちょうど前週に合同練習をさせてもらい、クルーを入れ替えて並べなどを行ったことで部員らも多くの刺激をもらっていましたが、今回もエルゴという機会で再度ご一緒させていただきました。

普段より多い人数、環境下において互いに刺激し合い、切磋琢磨することは気持ちの面でも違ったことでしょう。

残念ながら記録更新は誰一人なりませんでしたが、独特の緊張感の中でパフォーマンスを発揮すること、これはレースでも求められることです。

そういう意味では大幅にタイムを落とすことなく、こうした雰囲気でも本来の力を発揮できていることに頼もしさも感じます。

いよいよインカレの要項も公表され、エントリーのタイムリミットも迫ってきましたので、なんとか更なるスコアアップを目指していかなければなりません。

そして翌日、翌々日とも試験期間中ではありながらも乗艇を中心にしっかりと練習で漕ぎこむことができていました。

午前のモーションは朝7時からであっても気温はみるみる上昇し、陸から見ているこちらでも辛い暑さなのですから当の本人たちも練習内容以外に体力消耗をすることでしょう。

そんな中でもシングルの鈴木、そしてダブルスカルの鏑木、淡路、それぞれが今ちょっとした変化が生まれてきているのが見て取れました。

そのもっとも大きい変化というのは水中への意識でしょう。

これは今までの自分たちの練習を客観視し、他大学や他選手と乗ってみたことで気づきに変わったことが大いに影響しているのかもしれません。

自分たちの当たり前を疑ってかかる、他者の当たり前を知り、それを取り込んでいこうという意識がプラスに作用した結果なんだと思います。

加えて漕ぎ方そのものも下半身から艇を動かすという意識も芽生え始めていますからほんの数か月前と比べると艇の進み方も変わってきたと感じます。

「3か月で変わろう」と奮起し、約半分ほどの時間が経過しましたが、意識や漕ぎ方そのものはいい方向に進んでいるのは間違いありません。

ですから残された課題についてもこの8月からの短期集中練習でしっかりと研ぎ澄ませていくだけです。

前回の投稿でも触れましたが、今夏は乗艇中心のメニューを据えます。

エルゴももちろん必要によって取り入れますが、漕力はエルゴではなく、乗艇であげていく本来のかたちで追求していくつもりです。

これまで当部が行ってきたエルゴのハードメニューはこれはこれで大きな成果もありました。そして今はフィジカル面だけでなく、スコアで見ても歴代の選手らよりもやはり優れているのは感じ取れます。

ただし、これが艇を進める力として発揮できていないのであれば、後はここからどう結び付けていくか、そして水上でのハードメニューで更に高めていけるか、これに尽きるわけです。

この連休中、彼らの漕ぎ、艇の進み方を見ても今までとは違う変化を大きく感じています。あとほんの少しのきっかけで飛躍しそうな雰囲気すら感じています。

ですから、ここにスパイスとしてどんな化学変化を出せるか、それこそがインカレでの結果につながってくると思っています。

そういう意味ではどこよりも伸びしろを感じる、それが当部の現状です。

我々はいつどんな時も挑戦者です。昨年悔しい結果に終わったものの来年こその思いでこの1年やってきました。

まずはこの残りの期間でどこよりも成長させて、その舞台に立たせること、それが今の僕の使命ですから彼ら以上にやる気に満ち溢れている、そんな心境でもあるのです。

暑い日は続きますが、これまでの夏以上に楽しみをもって熱い気持ちで取り組んでいこう、そう自分自身に言い聞かせながら月曜日の練習を後にしました。

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