本番に臨むための準備

今週から電車に乗る人の多さを見て、日常が戻ってきたのを感じる人も少なくないでしょう。

それでもまだ夏休みということもあって、学生が乗っていないことを考えると来月にでもなればこれがまた一段と増えるのですね。

通勤電車には慣れてきたものの夏の暑さ、疲れからか妙に苦痛と感じる日も多くあります。往復に疲れ果て、目を瞑るわけでもないですが、ボーっとすることも最近ではしばしあります。

そんな中、やりたいこと、やらなければいけないこと、それだけならまだいいですが、投げ出したいこと、またやる気すらおきないことも頭の中を駆け巡ります。

結局は整理できないながらも心の余裕という意味では保てない時期、そんな今でもあるのかもしれません。

自分を良く知る人にマグロだと常に言われますが、動き続けていながらも動くことが億劫になる時期もあるようなのです。

それはさておき、昨日は朝7時からの練習前にと、通勤電車でTAが撮影してくれた週末の動画をチェックし、個々の課題、また全体的な課題をアウトプットしました。

これは週末、土日とも練習に参加したものの土曜日は吉澤と共にダブルスカルで練習をし、日曜は飯尾にエルゴ指導をしつつも、傍らランニングも行うなど、練習をあまりじっくりと見ることもできなかった反省の意味もありました。

もちろん限られた時間で見たなりに感じたことを全体MTGでも伝えはしましたが、やはり練習後、終わった後に言われてもイマイチ入ってこないというか、次に改善するのが翌日以降と考えるとタイミングナウではないですよね。

残り少ない期間で、あまり細かな技術改善を言わなくとも調子は上がってきており、何より本人たちも良くなってきているのを実感しているので、水を差すのはしたくないのも本音です。

それでも今回伝えたことは、今だけを見てのことではなく、先々を見て、漕ぎ方の基礎となる部分となるものです。

申し合せをしたわけではないですが、結城さんからも同じようにLINEでアドバイスがあり、前日に私がMTGで伝えた内容を同じように送ってくれたので、離れていても以心伝心というか、思わず笑ってしまいました。

そして、彼らの疲労もいよいよピークに近いものがあるのかもしれません。

そうなるとリカバリーという点で自身でのケア、そして周りのサポートはやはり重要となってきますので、ここからの行動はより一層、気を引き締めていかなければいけません。

サポートという意味では、この週末、注文していた新しいクラッチが届き、インカレクルーの艇に取りつけを行いました。

こうした艇のメンテナンスも少し疎かにしていたのもまた事実で、そこも大いに反省すべき点なのですが、今できる最大限の準備という意味ではコンディションだけでなく、こうしたメンテナンスにもあるのだと思います。

俗にいう一番大切なのは試合前に完璧な準備をすること、そういう意味でも我々ができることも引き続き探していくつもりです。

実際に交換後の反応はそれぞれでしたが笑、以前にも投稿した通り、たかが道具、されど道具です。

道具を使う競技であれば本来もっと拘りをもっていいのかもしれません。例えばゴルフやテニスでもグリップなんかを気にするのであればオールだってそう?なんて思ってみたり。

それでも拘り過ぎて、本来やるべき練習の時間を削るのはまた本末転倒。

加減というのが難しいのであれば選手らはほどほどに、あとは我々サポート陣ができる範囲で対応するくらいがちょうどいいのだと思います。

そんなこんなで今週末にはいよいよ東日本タイムトライアル、東日本夏季競漕の2レースが迫っています。

先日、組み合わせが発表され、見たところ両日とも同じようなメンバー構成ながらここでの経験を経て、本番に向かいます。

結果だけでなく、今自分たちが試したいこと、また残り期間での課題が見つかること、これらを焦点に戦って来ればいいんだと思います。

土曜日にはOBの杉山さんが1年ぶりに戸田に足を運んでくださり、部員らを激励してくれました。

先日いただいた寄付の御礼も直接言うことができ、練習も少しご覧になっていたようですが、前述の通り、私自身も水上に出ていったためあまりお話しする時間も取れなかったのは申し訳なく思います。(杉山さん、またいつでもお気軽にお越しください)

インカレとなると平日レースで中々観戦も難しいことかと思いますので、この週末は是非、皆さんも戸田のボートコースへ彼らの雄姿を見に足をお運びください。

部員一同、心よりお待ちしております。

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