8月の最終週を迎えましたが、、、暑いですね。
例年であれば、朝晩に少し涼しさを感じる頃ですが、今年は朝も昼も夜も暑さが続いています。
さて、まだ公式発表はありませんが、来年のインカレは8月最終日に開催される見込みのようです。
私の現役時代はこの時期が通例だったので、個人的には違和感はありませんが、大学によっては授業や院試と重なり、出場が難しくなる学生も出てくるかもしれません。
協会側も日程調整にあたっては各大学からの要望を受け、苦慮されていることでしょう。全員が納得できる日程を決めるのは難しいことですが、該当する学生の心中も複雑だと思います。
そして、この日程変更が意味するのは、夏練の期間短縮です。
本学は前期試験が7月下旬と遅いため、夏練の本格始動は8月に入ってから。来年はどのようなクルーで、どのようなスケジュールで仕上げていくか、今から頭を悩ませるところです。
とはいえ、まずは今年のインカレが目前に迫っています。今はそこに集中したいと思います。
相模湖レガッタ、急遽の即席クルーで挑戦
さて、今回はあらかじめ宣言しておきますが、週末の出来事を【前後編】でお届けします。
その前編は、土曜日に出漕した相模湖レガッタについてです。
思い起こすこと2か月前、このレースが8月真っ只中に開催されると知り、「1年生のレース経験に最適だ」と出漕を検討しました。
当初は1年生クルーで夏練を過ごす予定でしたが、他大学からのお誘いもあり、別々の活動を選択することになりました。
これには賛否もあるかもしれませんが、新人戦に向けて最善の方法を考えた末の決断でした。
というのも1年生クルーでの練習は一体感を生む一方で、練習の質が伴わなければ、ただ時間だけが過ぎてしまう。そんな危惧もありました。
当部は、人数も少ないことから選手が主体の組織であり、現場で教育できる体制が今は整っていません。
この夏、改めて感じることですが、他大学では、自転車で並走したり、学生が指導役を担ったりと、教育体制がしっかりしています。特に未経験者が多い大学では、こうした仕組みがなければ1年生は育ちません。
私も平日は仕事があり、週末も全ての練習に参加できるわけではありません。
だからこそ、一部のメンバーでも基礎を学び、試合に出て経験を積むことに意味があると考えました。
おかげで残り組となったメンバーには不憫な思いをさせたかもしれませんが、今与えられた環境で自身が何をすべきか考えることも重要です。
そして新人戦の前に全員がレースを経験しておくことが理想の状態とも考えていたので、この相模湖レガッタには当初のエントリーメンバーではなく、急遽の即席クルーで挑んでもらうことになりました。
飯尾に託したレース運営
今回のレースには、残り組の1年男子(花岡・仲村・松江)に、成城混成エイトの菜名ちゃん、そして3年生の飯尾をストロークペアに据えた即席クルーで挑みました。
即席とは言え、ストロークペアがある程度漕げることを見越していたのもありますが、たった1回の練習でもなんとかレースに出漕できるまでの状態には達していました。これは他のメンバーももしかするとナックルで漕ぎこんできた成果があったのかもしれませんね。
飯尾にはインカレ出場を断念した際、3つの目標を課していました。その一つが「相模湖レガッタに1年生が出場するためのを支援すること」です。(本人はすでに忘れている気配すらありましたが)
本来は練習からサポートしてもらうつもりでしたが、飯尾自身が他大学との混成エイトへの参加や1年生クルーの解体により実現せずでした。
それでも「出場させる」という目標は残っていたため、今回は私が現場に行かないことを明言し、すべてを飯尾に託すことにしたのです。
当の本人にとっては初めて尽くしに不安も多々あったことでしょう。
それでいて、前日までに何の連絡もしてこないのを見かねて、こちらから連絡を取り、注意事項をあれこれと伝えたうえで、最後に「私も行けなくないが、行くべきかは自身で判断して」と伝えると、「自分でやってみます」と頼もしい返事が返ってきたのです。
便りがないのは良い便り?
それでも普段とは勝手が違い借艇であること、また初めてのコース、練習水域など、考えれば考えるほど、私自身もそれは不安でいっぱいでしたし、当の飯尾本人も同じ気持ちだったことでしょう。
ですが、当日はそんな心配をよそに、現地に無事到着し、リギングを終えてこれから出艇との報告を受けて安堵したものです。
しかしレース時間を過ぎても一向に連絡がなく、ネットで確認したところ初戦は3位という結果を目にし、無事にレースを終え、1艇には勝っていたことにホッともしました。
まさに「便りがないのは良い便り」ということだったのでしょう。
レース発艇時刻から90分以上過ぎて、「無事予選終わりました。3位でした」との報告もありましたが、後々聞くとどうやらスタート発艇前にトラブルもあったようです。
次戦も3位で、最終的には総合3位・表彰状を獲得。急遽のクルー編成ながら、皆にとって良い経験になったと思います。
当日はTA3名も現地で応援サポートしてくれたようで本当にありがたかったことでしょう。
ちなみに次に飯尾から連絡がきたのは、このレース結果ではなく、「レースも終わり艇の片づけも終わり、無事解散しました!」というものでした。
(結果報告より先に解散したんかーい!)
『巻き込む力』を育てるために
後に飯尾から総評が届き、現地での状況を改めて知ることができました。
そこで私は、皆へ改めて現場にいないコーチ陣の気持ちについてお願いごととして伝えました。
レース現場にいなければ、勝敗も、コンディションも、水上での感覚も、何一つ分かりません。これはレースに限ったことだけではなく、普段の練習も同様なのだと思います。
そこにいなければ何の情報もなく、遮断されたような状況に近いものがあります。
それはある意味で「自分たちさえ良ければいい」という状態に陥る危険性をはらんでいます。
我々は多くの人に支えられ、応援されて今があります。
だからこそ、現場で起きていること、感じたことを発信し、共有し、共に喜び合うことが大切です。
それが「巻き込む力」であり、周囲への配慮ができることが「大人になる」ということだと私は思います。
そう考えると私の学生時代は今振り返っても本当に情けないものでした。
そんな反省や後悔があるからこそ、皆にはそうなってほしくない。そんな思いで色々と自身が感じたことを監督として伝えようとしています。
このメッセージが全員に届くかは分かりません。
それでも青学ボート部にとって良くなるためのことはこれからも出来るだけ提案していきたいと思っています。
現に何名かは自身の感じたこと、気づきや課題などをアウトプットしてくれました。
これを読むとこんな風に感じたんだな、こういうことがあったんだな、というのが、現地にいなかった自分にもリアルに伝わってきます。
またこれを部内だけにとどめることなく、より多くの人、多くの場所で発信していくことも私自身の務めだとも思うのです。
ボート部はこれからも結果だけに拘ることなく、過程、コミュニケーション、そして人と人との繋がり。こうしたより多くの出来事や変化を誰もが肌で感じ取れる価値ある存在になっていかねばならないのです。
君に届け・・・
このレースを通じて、参加した皆が成長したことを嬉しく思います。
そして私自身も、これからの在り方について改めて考えさせられました。
このブログも、いつも一方的に思いを綴っていますが、全部でなくていいんです。いつか、何か、ほんの少しでも「君に届いてほしい」と願って、これからも書き続けていきたいと思います。
さて、前編?なるもので全て書き切ってしまったと思われるかもしれませんが、後編ではインカレを目指すペアについて触れるつもりです。
青学ボート部史上最高の・・・?どうぞご期待ください!
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