感謝の気持ちで迎える新年

新年明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い申し上げます。監督就任以来、毎年のように公式ホームページに新年のご挨拶と題して、その年々に思うことを綴ってきましたが、今年はこちらに綴ることにしました。

この挨拶は自分の中の小さな積み重ねではあるものの、今年も見たよ、と言ってくれることが励みにもなり、なんとか続けてきました。昨年からはブログをはじめ、誰が見てくれているかも分からず、直接的に声を聞くことはありませんが、ここにボート部の今を書き続けることが今の自分のできることの一つだと、新年だけに拘らず、できる限り頻繁に投稿するようにしていこうと思います。さて、年が明けました。年始だからこそ伝えたいことは多々あるものの、まずは感謝の気持ちこそと思い、書いています。昨年暮れに募集したユニフォーム&チームウェアの協賛企画は年内までを締め切りとしていましたが、結果は目標とした10万円にお陰様で、なんとか到達することができました。(口数や金額についてはホームページにも掲載させていただきました。)恐らくですが、直接的にお願いをした若手OBを除き、ホームページでこの企画をご覧になった方もそう少なくないと思います。

ただ実際に支援があったのは、一部のOB(監督を歴任された方)を除けば、この直接お願いをした若手OBが中心でした。

なぜ反応がなかったか、という理由はあまり想像しないようにしています。

本来ならばユニフォームやチームウェアはもとより、自分たちが欲しい艇すら、当時は汗水をかいて自分たちの手でなんとかするという時代であったと聞いていますので、この企画への思いもさまざまであるとも思ってはいます。この思いとは別に今回、触れるのは卒業してまもない、これまで私が監督として送り出してきた卒業生や、ボート部への思いを今なお持ち続けてくれる後輩たちについてです。もちろん私が監督となり送り出した卒業生も皆が皆、今回の企画に賛同してくれたわけではありません。

誰がどう行動するか、という思いや感情は持たないことを当初より決めていましたので、これについてどうこうは思うことも当然ありません。ただ実際に支援してくれた者は皆、支援したこと、その思いも含めて私に直接伝えてきてくれました。

それが何より嬉しかったです。資金面の協力だけでももちろんありがたいことです。でも卒業して以来、コロナ禍もあって疎遠だった関係も今回のことで、久々に連絡をし合えたことを改めて嬉しく感じました。恐らく私が想像し得ることができない社会の中で、今もそれぞれが日々戦い続けていることでしょう。

それでも今を生きるだけでなく、過去を懐かしみ、この場所や存在を大切に思ってくれることを知り、本当に勇気をもらいました。と同時に、彼らの現役時代に私はそれ以上のことができていたのかと自問自答しましたが、決して満足のいく指導も、支援もできていなかったと思っています。

そればかりか、時には自分の考えを押し付けるばかりで、もっとそれぞれと向き合うことができたのではないか、彼らの可能性を更に広げることができたのではないか、ずっと反省と後悔を今でも持ち続けています。

だからこそ私自身が監督として、指導者として、日々成長していかなければ彼らに顔向けもできないという思いで過ごしています。ですが、今はそれぞれの生活を送る中で、ボート部や後輩たち、そして私なんかへの思いまで口にしてくれました。本当にありがたいことです。

監督に就任した頃、いつも口にしていたのが自立です。そういう意味では、皆がこうして立派に自立して、過ごしてくれていることだけが、唯一の救いではあるかもしれません。また中には部を志し半ばで離れた後輩からも温かい声をもらいました。

私自身の不甲斐なさもあり、決して満足のいく現役生活を送らせてやれなかったことも自責の念にかられています。

それでも過去にこだわることなく、今の学生たちを心から応援してくれている、そんな行動にただただ感動を覚えました。

ボート部の良さとはなんでしょう。

日々の鍛錬による自身の成長、レースでの結果、競技の魅力など、きっと人それぞれ答えは違うことでしょう。

でも私がこれまでも、そしてこれからも大事にしていきたいのは、やはりボート部を通じて出会う人たちが、一生の宝になるということです。

社会に出てもさまざまな出会いがあります。

仕事や趣味など、多くの場所で、多くの人と出会います。それでも学生時代の出会いこそ、かけがえのないものです。

だからこそ、卒業した後も、監督として、こうしてボート部を通じて皆と出会い、それぞれの成長を目の当たりにすること、またこうして時が経過した今でもつながっていられることに感謝し、これからも大切にしていきたいと思っています。

私の監督としての夢はチームを日本一にすることですが、いつでも皆が帰って来られる、帰ってきたい場所として守っていくことも一つの使命です。

一時は存続の危機に瀕したこともあります。

この場所を守るべき立場の者がそれを投げ出したことがかえって自分を奮い立たせ、監督を引き受ける一因にもなりました。

でも今はこうして多くの人に支えられ、一つ一つ築き上げていることを実感し、それが生きがいにも変わってきました。

新年を迎えた今年もまた、多くの出会いと、互いに感謝し合えるような関係が、ボート部を通じて生まれることへ期待に胸を膨らませてもいます。

皆様方におかれましても今年一年が多くの出会いによって素晴らしきものとなりますように。

 

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