ラストウィークを悔いなく過ごす

前回の更新から2種間ほどの間隔があきました。ブログ開始以降、意識的に週に一度は更新を、と無理なく継続してきたつもりですが、少し身辺整理など忙しくなってきており、部活への参加も今週末は2週間ぶりとなりました。

昨日、今日はいよいよ春の訪れを感じ、いよいよ桜の開花も間近ではないかと思えるほどの暖かさとなりました。土日とも私自身も学生らと共に乗艇練習を行いましたが、以前のような強風や寒さはなく、漕いでいてもさすがに汗ばむくらいで、いよいよシーズン到来を感じさせてくれるものでした。

さて、お花見レガッタを2週間後に控え、先日、無事にエントリーを済ませました。当初は私を含めて4名でどのように編成するか、春合宿を通じてゆっくりと考えていくつもりでしたが、私自身の参加は諦めることとなり、学生ら主体の編成で挑むこととしておりました。

そんな中、年明けの合同合宿で繋がりをもった千葉大学さんに有難い声かけをいただいたようで、話し合いの末、鈴木、吉澤は混成クォド、そして鏑木のシングルと2クルーで出漕することを決めました。お花見レガッタはボート界の開幕戦という位置付けで、当部としても当然、ここに出漕することがこの春の一つの成果であり、そしてここでレース感を取り戻すことも今後に向けて重要だと考えています。

だからこそ結果というよりはここまでの過程、そして中身に重きを置き、目標となる今後のレースに向けて一つでも多くの学びと成長の機会になればと考えています。そう言う意味では経験豊富な千葉大学さんの上級生に混じって、新しい刺激をもらいながら成長が期待できる鈴木と吉澤にとっても貴重な経験となることでしょう。

また鏑木においてもここ最近のエルゴ記録は目を見張るものがあり、いよいよ目標タイムも視界にとらえてきている状況です。先日のフィジカルトレーニングでのインボディ測定でも、この1年での進化は右肩上がりで、これほどの成長曲線を描いた部員はこれまで見ていません。現時点でどんなレースができるのか、また次なる課題を見つけるためにも楽しみな一戦となることでしょう。

お花見レガッタまで残り2週間ですが、レース当週は乗艇のみで挑むため、春に課せられたハードエルゴもいよいよ今週がラストウィークとなります。各メニューとも1回のみでどこまで記録を伸ばすか、そしてその先に待ち構えるタイムトライアルでどのような成果が出るか、期待に胸を膨らませています。

ラストウィークと言えば私自身も長らく勤めていた勤務先が変わります。今週こそがまさにラストウィークで来週からは新天地での勤務が始まります。これまで長く戸田で勤務していたので、監督業における指導では好都合でしたが、今後は少し状況が変わりそうです。

とは言え、今の部員らは私の目がなくとも、皆が立派に自立してきており、これから新入生を迎えることで更に部を牽引していくだけの自覚と責任感を兼ね備えてくれています。監督業を引き受けて以降、部員らに望むことは常に自立という2文字でした。練習は課せられてやるものではなく、自身らの目的のために自らが望んで行えることが理想です。レールを敷いてやることはもちろん必要です。でも苦しいことや辛いことから目を逸らさず、進んで行える今の部員らならこれからきっと更に良い部を作っていってくれることでしょう。

もちろん私自身ももっと勉強をして、彼らの期待にも応えていかねばなりません。仕事も部活も、そして私生活でも後悔なく、全力で取り組むことが今の私の生きるための理由になっています。少し大袈裟な表現ですが、病や体調不良により、改めてそう思えるようになりました。生きてく強さを胸に、新たな環境でも自分らしく精一杯頑張ってみようと思います。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました